注文住宅を検討しているのなら、実際に建てる時にかかる費用を覚えておく必要があります。建売のように最初から支払う金額が明確になっていれば予算を立てやすいのですが、こだわりをどこまで反映するかで費用も大きく変わってくるのが注文住宅ですので、予算を最初にきちんと決めてその範囲内に収まるように綿密な計画を立てなければなりません。満足度の高い家にするためにも、予算決めと条件を明確にする作業は重要です。建築する時にかかる費用を大まかに見ていくと、本体工事費と附帯工事費、それに諸費用です。
本体工事費は総予算の大部分を占めるものであり、注文住宅の本体工事費はいわゆる建築費と呼ばれる部分で1、500万円から3、500万円ほどが多くなっています。その内容を更に詳しく見ていくと、仮設・基礎・構造体・屋根・内装・仕上げとなっていて、設備も含まれます。予算を削る時にはこの工程の中でカットしても良い部分があるかを確認するのが手っ取り早い方法であり、間取りをシンプルにしたり部材のグレードを下げることで大幅に下げることが可能です。附帯工事費は家の建築以外に必要な費用であり、かかる金額はケースごとに異なります。
門柱や柵、駐車場の舗装は外構工事費として算出され、地盤が強くない場所に建てる時には地盤改良費用が必要です。諸費用は100万円から150万円程度が一般的であり、見積り概算には含まれていないことがありますので、注意しなければなりません。