これから注文住宅を建築して快適な生活を家族揃って送ることを希望している場合、間取りや設備機器は重要になりますが、同時に収納スペースを充実させることも快適性を感じることができます。収納スペースは耐震性などに良くない影響を与えない限り、各所に容量を大きめに作っておくことで後悔することが無くなります。玄関ではシューズボックスがありますが、古い時代のように大きなシューズボックスを玄関に置くのではなく、壁を利用したビルトイン型のシューズボックスが人気があります。同じように玄関周りでは土間収納も人気があり、自転車や普段使うことが多いグッズなどを収納することに向いています。
室内側では注文住宅を建てる多くの方が力を入れるリビングがありますが、家具などを何も搬入していない状態ではすっきりと見えますが、実際に注文住宅が完成した後に家具類やテレビなどを設置すると収納スペースの少なさに気付く方も少なくはありません。リビングの場合でも壁を利用したビルトイン型の収納棚を作る方法があり、室内側への出っ張りを少なくできることや、天井近くまでの高さを活用できること、希望によって扉を設けたり引き出しを設けるなど、造作家具を使えるメリットもあります。キッチンでは昔から床下収納がありますが、注文住宅をこれから建てる場合は在来型よりも大容量にする方法や、1か所だけではなく洗面所など他のスペースにも増設するなど使い勝手の良い容量と個数を自由に決められます。居室でも床下収納は作ることができますが、大容量にするには1階部分しか不可能になるので、2階の居室に対してはクローゼットで対応する方法で問題はありません。